大きな絵を描く事のリスク

　実家に帰って残念だった事のひとつに、絵が傷んでいた事があります。

　学生のころは美術部で油絵を描いていたのですが、その作品の中で、大きいものが車庫に移動していました。車庫といっても雨漏りはするし、直射日光も当たります。風が吹けば風雨にさらされます。最初はブルーシートが掛けてあったようですが、すでにめくれていました。

　特に驚いたのが、畳二帖分ぐらいある大きな絵です。元は空き部屋の、壁とたんすの隙間に入れて保管していました。この絵を外に出しても、たんすが五センチ程度引っ込むだけです。家人もいい年ですし、出すのにかなり苦労したはずです。家人にとっては無価値なものとはいえ、労力に合っていない気がします。

　おおむね20号以上は家人にとって我慢のできないサイズのようです。絵を描く方はご注意ください。